猫のマリオ亡くなる

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アメリカンショートヘアーのマリオが今年の7/15に亡くなった。15歳だった。呼吸がおかしく、短いスパンで「スゥハァスゥハァ」繰り返す。病院に行って肺のレントゲン撮ったら肺の左上が真っ白で機能していなかった。「重症です。酸素室から出したらそのまま逝ってしまうかもしれない」といわれる。頭真っ白になる。三日間検査入院してもこの肺の白い原因が菌性なのか腫瘍なのかわからず、日大の大学病院に行ってCTスキャン検査をしてもらう。恐らく痰が肺胞にからんでいると。CT検査の際に肝臓にも水の袋である嚢胞が沢山できていて、じょじょにその嚢胞部分が増え、肝機能も落ちてくるだろう、と6月半ばに言われる。去痰薬を出される。ほんとはステロイド剤も出したいけど肝臓が悪いので去痰薬で様子を見て下さいと言われる。7/12に引越が決まっていてその引越も命を縮める一因だったと思う。引越先は古民家を夫がリノベーションした家だったが、引越のほこり、その古い家のホコリも肺が悪いマリオにとっては良くなかった、、、肺が悪いと古い家や古民家は肺に良くない。きちんと業者にクリーニングをお願いし、1ヶ月以上換気をしないと症状を悪化させる。

7/12に引っ越して落ち着いていた症状が悪化し具合が良くなく、7/15に病院に向かっている車の中で口ではぁはぁ呼吸をし始め、そのまま呼吸不全で亡くなってしまった。はぁはぁと口呼吸を始めた時点でいつもの病院ではなく、とおりがかりの動物病院になんとか飛び込み、待ってる方やペットよりも優先で診てもらったけどその時点でぐったりしていて「脈が拾えない、あと10分はやければ、、、」と言われた。目を空いたまま亡くなってしまった。

 

 

そのあとどう帰ってきたか覚えてないが、ただ暑い日でクーラーボックスで保冷剤を沢山入れてマリオと一緒に帰宅して、一晩マリオと過ごし、翌日に荼毘に付した。煙が空に上っていくのをずっと泣きながら見ていた。

 

ペットをみおくるのは3回目だけど毎回つらい。「15歳ならまだ猫ちゃん、頑張れる年齢」と駆け込んだ動物病院の獣医師は言っていた。色々、負のレイヤーが重なって今回のマリオの死につながったのではないかと今でも思っていて、写真を見る度に「マリオ、ごめんね」と今でも泣きながらつぶやいている。

 

ばたばたしていてマリオの微妙な変化に気がつかなかった事や急に決まった引越の事など、言い訳になんない。

 

日々の当たり前はずっと当たり前では無くて、大事な家族の体調の変化、ささいな事でも気がつけるよう心に余裕を持たないといけないと強く思った。特に高齢だったし、、

マリオの死で思ったのは

●全てにおいて心にゆとり、立ち止まれるゆとりをいつも必ず持つ。

●少しでもイヤだと思ったら必ずNOと言う。その感度を上げて、NOをきちんと言える体力をキープ。YESよりもNOの方が言うの大変だと思う。

●いつも軽やかに動けて考えられるようにする。

何か余裕が無いとき、特に震災とか災害の時に真っ先に弱者から弱って行く。いつもいつも災害ってわけじゃないのに、忙しさを理由に余裕を無くして気持ちを災害モードにしてしまうのは、色々大切な事を見落とす原因になる。忙しいって漢字は心を無くすって書くし。

未だにあのときこうしていれば、まだあの子は生きていたんじゃないのかと思う。

どこに行ったらまたこの縞猫に会えるのか、今どうしてるのか、枕のかわりにマリオのお腹に頭をまたのせたい。自分が死んだら、あの子にまたあえるのかな。亡くなって3ヶ月経つけどいまだに悲しくつらい。

 

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ただ、マリオが亡くなった7/15は5年やってきた不妊治療で、11回目の凍結卵の移植をしてその妊娠したかどうかの判定日だった。普通、体外受精は5日間受精卵を成長させて成長した胚盤胞と呼ばれる着床一歩手前まで体外で育てた受精卵を移植するとだいたいは1回か2回目の移植で妊娠するが、私は10回それをやっても着床しても化学流産ばかりだった。主治医もこまっていた。

その7/15はマリオでばたばたしていて自分の不妊治療の病院に妊娠判定を聞きに行く事は出来なかったが、7/17に行ったら着床しています、ただ数値微妙なので、また来週来て下さい、判定保留ですと言われ、ああまた化学流産かと思っていたが、7/24に行ったところ、妊娠するとでるホルモンのHCGが急激にのびていた。「妊娠されています」と。毎回着床するけど化学流産におわっていた不妊治療。今回ももう駄目だと思ってほぼ8割あきらめていた。子どもいない人生と思っていた。でもマリオが亡くなってから数値がのびていてマリオがお腹に戻ってきてくれたのか?今妊娠5ヶ月半だけど、もし無事に生まれてきてくれて、しゃべれるようになってきたら一旦は亡くなったけど戻ってきてくれたのか、聞いてみようかと思う。またぎゅっと抱っこできたらいいな。